指原莉乃 秋元康氏らと“共同プロデューサー”就任






HKT48の指原莉乃(23)が、専門学校「代々木アニメーション学院」(本社東京・千代田区)のプロデューサーに、秋元康氏(58)、小室哲哉(57)、つんく♂(47)とともに就任することが28日、発表された。この背景を探ると、日本のエンタメ界をけん引する“3巨頭”から帝王学を学び、将来的にはAKB48グループの総合プロデューサーである秋元氏の“後継者”の地位を確定させようというのだ――。

 4月から同学院の「名誉学院長兼総合プロデューサー」を務める秋元氏の呼びかけに、3人が賛同して豪華カルテットが実現した。

 同学院はエンタメ業界で活躍する声優、クリエーター、アーティストを育成する一方、東京・新宿でライブハウス「代アニLIVEステーション」を運営。2月には東京・天王洲の「銀河劇場」を取得し、6月からは「実践アイドルコース」としてアイドルの養成コースも開設している。

 HKT48メンバーという現役アイドルでありながら、指原は類いまれなるプロデュース能力でコンサートや芝居などの演出を担当。さらにHKT48劇場支配人やHKT48のドキュメンタリー映画の監督などで人心掌握力を見せてきた。

 プロデューサー就任にあたって指原は「『何か一つでも動きだしてみようよ』『自分を変えられるのは自分しかいないんだよ』と伝えたい。私の理想のアイドルを求めてます。みんなで一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。

 先月行われた「AKB48選抜総選挙」で、史上初の連覇を達成した指原の指導を仰ぐことは「代々木アニメーション学院」の生徒にとって貴重な経験になるだろうが、指原自身も“未来”を左右する機会になりそうだという。

「指原は、秋元氏と頻繁に連絡を取り合う仲。時にはグループの方針をめぐり、激しくケンカすることもあるほど。そうしたやりとりの中で、秋元氏から“帝王学”を学んでいるといっても過言ではない。さらに今回のプロデューサー就任で、つんく♂氏、小室氏とも交流を深める予定。秋元氏とはまた違う“帝王学”を吸収する場になるでしょう」(芸能関係者)

 つんく♂は「モーニング娘。」らが所属するハロー!プロジェクトを手掛けたことで知られる。小室も“小室ファミリー”を築き、90年代の音楽業界を席巻した。

「中学時代、引きこもりだった指原を支えたのがモーニング娘。などのアイドルだった。今でも時間を作っては、他のアイドルグループのライブを観賞しているほど。だから指原は、つんく♂氏との交流を心から楽しみにしている。今回のプロジェクトでひと回り大きくなることで、名実ともに秋元氏の“後継者”として認められることになる」(同)

 指原にとっては将来、AKB48グループの総合プロデューサーを担ううえで、重要な一大プロジェクトになりそうだ。









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